東洋医学のDVD通信教育
基礎から特殊鍼法まで




一般財団法人 七星界 ℡ 06-6765-7622

講座詳細(中級編)

宇宙.jpg「何故治らないのか 何故治るのか」

治療師になると誰でも上達を願うと思います。私も如何にすれば上達できるかを考え、いろいろな本も読んだのですが、しっくりできる本とは出会いませんでした。

そもそも鍼灸業界というのは閉鎖的なところがあり、伝統的に自分の技は公開しないのが慣例のようでした。
しかし上達するには、池上彰さんもテレビで話したり本に書いたりしているように、「教えるつもりで習う」のがいいようです。

がむしゃらに鍼灸の本を読んでも、実技訓練に明け暮れても上達は望めないような気がします。それよりは、上達者には共通点がありますので、その共通点を探り、それを学ぶことから始めたほうが近道だと考えているからです。

その方法を臨床実践塾で教えたら、参加者の皆さんの上達速度が早くなりました。

また、何のために治療技術を学んでいるのか、或いは学んできたのかを明確にし、学んだことをどのようにして社会に還元できるかも問題になります。

つまり人間学になるのですが、技術でも経営でも根底に人間学がなければ、歴史的に見ても伸びのないことがわかります。

この講座では、大学院大学で学んだ人間学を交えながら、上達者はどこが違うのかを解説していきますので、上達者の思考方法や行動を真似ればいいわけです。

面白おかしく、自分の経験と照らし合わせながら学んでみてください。
この講座の視聴が終わるころには、心の中にふつふつとわきあがるものがあるはずです。


受講料 15.000円 (テキスト付き)  今すぐ申し込む


ナース.jpg




JAA&JATは3ヶ月に分けて行なった講習です


≪アッと驚く関節調整法で、人気の高い講習です


5月の講習内容
当日の臨床実践塾は、JAA(関節調整鍼)・JAT(関節調整手技療法)や変則骨格矯正鍼の理論と実技を勉強したのですが、実技の習得には多少時間がかかることを見込んで、実技の時間を長くとってありました。

座学が済み、JATの練習をした後に15分ほど休憩をとったのですが、休憩時間には皆さんが燃えているのがわかりました。

彼らの話は、治療に来られた患者さんを想像しながら、「この治療法を知っていれば、あの患者さんを治せたのに」とか、「この治療法を使えば、あの症状が治せる」といった内容でしたが、「早くこのテクニックを使いたい!」という熱意がビンビン伝わってきました。

メインイベントはその後のJAAで、最初に前屈、後屈、側屈、首の動き、両手をバンザイして肩関節の動きなどをチャックしてからJAAを施し、再び同じチェックをしたのですが、例外なく動きが変わっているのがわかりました。

しかし、JAAとJATは、運動器系を治すだけでなく、「頚性神経筋症候群」や「首から上の病気」、「四肢の病や症状」などにも対応していますので、配布テキストに書いたように、自分の治療院へ来る患者さんを治療すれば、さらに驚きの効果があることを確認することができるはずです。

受講料 15.000円 (テキスト付き)  今すぐ申し込む


6月の講習内容
前半の理論編では、機能解剖学のビデオを見てもらい、どのように考え、どのように東洋医学と結び付け、どのように刺鍼部位を決定するかなどの方法論を解説してから実技に入りました。

実技編では、参加者の中からモデルになる方を募集して、モデルになった方の骨の歪みに合わせて、赤の水性ボールペンで線を引き、それを全員に確認してもらいます。
それから関節調整を行い、調整された状態を再び皆さんに確認してもらいました。

すると、調整された関節を触りながら、「なるほど」という顔をしながら、首を縦に振り、

「こんなに簡単に調整できるんですねー」と言う。

周囲で見ていた方々も、

「そうですねー。ほんとに簡単に骨が動くんですねー」と言う。

そして今日もメールで、

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あんなに簡単に首のずれが、骨盤と連動してとれるなんて、本当にすごい秘技だと思いました~~! 
昨日は、モデルになったおかげで、首がゆるんで、すごく眠くなりました。
また、参加させていただきますm(__)m
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と書いてきた方がいました。

また先月参加されたある方は、

「JAAを使ってからカイロが必要なくなりました」と話していました。

また、先月の実践塾をDVDで受講した方は、

「今月もDVDで受講させてください」とメールを送ってきました。

でも、この技術を目の前で見て、自分でやってみなければ信じられないと思います。

受講料 15.000円 (テキスト付き)  今すぐ申し込む


7月の講習内容

今回の臨床実践塾は、“できる鍼灸師になる”というのがテーマでしたので、できる鍼灸師と思われている方々の理由の紹介、できる鍼灸師になるためのブランディング方法、「診断から導き出す治療の方法」として、問診、脈診、脊椎診、六臓診(検証診)などの診断結果から、その治療法を選ぶかということをお話しました。

実技では、モデル2人に出てもらい、JAA(関節調整鍼)で使う脊椎診の練習方法を解説しました。
その次には、誰に、何を、どのツボを使って、どのようにして治療し、どのようにして治療効果を証明していくかという実技も行いました。

実技用のマットを3枚準備してありましたので、参加者の皆さん全員にパパパッと代わりばんこに仰臥位になってもらい、手の平がどこを向いているのかを見ました。
つまり、回内、回外を診たわけですが、全員が終わってから仰臥位になってもらった説明をしました。

該当する方が4~5人いましたが、その中からわかりやすいと思われた2人を選び、仰臥になってもらいます。
脈診とか六臓診とか脊椎診などの他の診断は一切せずに、「腕が回内ぎみ」という状態だけの診断です。

最初の方は、膻中辺りを参加者の方に押圧してもらい、膻中に痛みのあることを確認してもらいました。
腕が回内ぎみになるということは、内側下側の経絡や筋肉に経筋腱収縮牽引が起っていると考えます。

そうすると、腕の内側下側には、「厥陰心包経」と「少陰心経」の経絡が流れていますので、「厥陰心包経(心筋)」や「少陰心経(心臓全体)」に異変が起っていると考えることができます。

年齢からして、まだ心臓が弱っているとは考えにくいし、回内の角度からしても心臓ではないと判断しまし、心包経が原因だと思いました。
回内の角度が強い場合は、心経の経絡流注の位置から考えてもわかるように、強い経筋腱収縮牽引が起るからです。

腕に回内が起っていると、バンザイの格好をした時に腕が挙げにくいものです。
そこで、心包経を整えるために、右肝査穴を指で押しました。
かなり痛そうでした。(^_^;)
なぜ肝査穴を押したかといいますと、木(肝・胆)は筋肉や腱を主っているからで、肝胆経が弱いと、心包三焦経も弱くなっているからです。

もう一人の方は、バンザイが上手くできない状態でしたので、指では刺激が弱いと思いましたので、鍼を使うことを承諾してもらいました。

5番鍼で右肝査穴に刺鍼して、ちょっと捻鍼を加え、立ちあがってもらってからバンザイをしてもらいましたら、会場から「おおーっ!」とか「ええーっ」という声が聞こえました。
スッとバンザイができたからです。

初めての参加者が驚くのはいつものことですが、前から参加している方々まで、「エエーッ!」という顔していたことには、私のほうが驚きました。
前々から参加している方々なら、私のブログでもある程度は解説しているので、多分知っていると思っていたからです。


受講料 15.000円 (テキスト付)  今すぐ申し込む


講座詳細(プロ編)

無双原理・易.jpg陰陽の特性

最古の易解釈書である『繋辞傳』では、日月や四季の運行で陰陽を説明していますが、陰陽は交互に現象を現すことを説明しているわけです。
陰陽の判定は基礎的な特性で判定する方法と、何かと比較して判定する方法があります。

中医学では【水は寒く、下に向かい、静か…とすべて陰に属するもの。また火は熱く、上に向かい、動く…と陽に属する性質を持っている。】と陰陽の解説がなされますが、変化の激しい物質に喩えて陰陽の特性を決めると行き詰まります。
例えば、お風呂の温度を上げると、お湯が暖まり上昇しますが、お湯が冷えて凍った場合はどうなるのだろう。氷は水よりも冷たいので陰性の特性を示し、氷は水面に浮きます。則ち、温めても冷やしても上昇するわけです。

また、水が水蒸気になれば天高く舞い上がり雲になります。雲が大きくて重たくなれば雨となり大地に降り注ぎ地中に滲み込みます。この現象は、雲という水蒸気(水分子の集合体)が陽性化して重たくなり、雨や雪となって降り注がれるとしたほうが論理的な気がします。

水が地中に滲み込むのは、陰が下降性を示したというより、陰の特性で柔らかくて変化が激しく自在に形を変えることができるからと考えたほうが論理的ではないかと考えます。
このように説明すれば、水蒸気が上昇するのも、水が地中に浸透するのも説明がつきます。

火に関しては、東邦大学理学部・生命圏環境科学科・環境創成科学部門の佐藤研二教授は、「燃焼科学」として炎の研究をする中で、「燃焼と爆発」を取り上げ、以下のように述べています。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

火災の伝播は、

① 燃焼によって引き起こされる温度上昇によって室内の気体の体積は一気に膨張しようとする。

② 閉鎖空間の圧力は急激に高まる。

③ 圧力に耐え切れなくなった弱い部分、例えば扉や窓ガラスが割れ、そこから一気に高圧の気体が噴出する。

 といった状況がほんのわずかな時間で起こり、大変な被害をもたらします。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

つまり、炎は縦横無尽に広がるので、火(陽性)は上行性とは言えず、「上行もするが下行もする」わけです。ですから気化反応を見逃したり、酸化反応に陰陽を当てはめたりすると、陰陽の分類ができなくなります。

陰陽論の始まりは、「太陽の陽が当たるところと、日影になるところ」から始まるので 、 「火は陽で水は陰」と象徴的な表現をする場合はいいのですが、火も水も変化が激しいので、それらで特性を決めるのは混乱の原因になります。

陰陽を把握するのは、東洋医学の原点を知ることであり、原点を知ることでいろいろな応用ができ、新しい診断法や治療法を見つけることができますので、この講座では「陰陽特性の把握」に力を入れています。

実技の講習では、スポーツ鍼灸に活用できるテクニックを解説していて、どうしても治らない筋や腱の引き攣りを治す方法が学べます。
勿論、即効的な治療法で、何か月も治せない弾発指やスジ違いが、1~2本の鍼で治ってしまう場合が多いものです。
鍼灸師の皆さんなら、学びながらその効果に驚くと思います。

受講料 15.000円  (テキスト付き)    今すぐ申し込む


虹彩 トップ.jpg黒目を分析して体質を知る

虹彩分析とは、虹彩に現れた紋様、色、マイナスサイン、輪の変形などを観て、臓器器官の異変をはじめ、コレステロール高値、薬物沈着、糖分過剰、偏食、炎症部位等々、病気の根本的なを見つけて治療の指針にするものです。

東洋虹彩分析協会の分析盤は、東洋医学理論と持論の人体惑星試論で組み立てたもので、「診断即治療」を行う東洋医学系に好評を得ている分析診断技術です。

虹彩分析の研究

虹彩学は体質や組織の状態の観察方法として素晴らしいもので、虹彩学を駆使すれば鍼灸治療は勿論のこと、栄養指導や生活指導の指針にもなります。
食事療法にも色々ありますが、体質に関係なく同じメニューやレシピで指導するのは感心しませんので、虹彩分析を取り入れた体質診断を行ない、患者さんにも理解できるようにエビデンスを解説しながら食事指導をするのが賢明だと考えています。

虹彩分析で組織の弱さや弱点のある臓腑を分析し、弱い体質や弱い組織を中心に治療をしていくのですが、経絡治療の最高峰と言われる「一穴鍼法」に虹彩学を取り入れると、おもしろいように治療効果をあげることができます。

虹彩分析に使う「虹彩マップ」(虹彩での体の地図帳)は、2年間で延べ7千人以上の虹彩分析を行なった結果を基に組み立てたものです。
それは欧米の虹彩マップを使ってはマイナス要因となる食物分析や、分析結果に合わせた治療や健康指導が難しいことがわかったからで、従来の虹彩マップを検証しながら、七星論による新しい虹彩マップ【東洋虹彩分析図】(通称:三六マップ)を作成しました。

その「三六マップ」は、分析から指導までを一貫して行なうことができるだけでなく、鍼灸治療や健康指導の指針として大いに役立ちます。

虹彩分析を用いると以下のようなことが言えます。

1.虹彩を覗くだけで過去の食習慣をはじめ、体質や臓器器官の盛衰を知ることができる

2.個人の体質に合わせた治療や食事指導ができる

3.術者と患者が共通情報を持ち、一つの方向に向かえるので早期の回復が望める


受講料 1回15.000円 (テキスト付き)  今すぐ申し込む


スクレラマップ.jpg白目を分析して病因を探る

スクレオロジーとは、強膜(白目)に現れた色や、血管の太さや流れの方向と形を観察して身体の健康状態を把握し、治療や生活指導の指針に用いるものです。
虹彩学と違う点は、虹彩学が先天的な体質や後天的な体質を観察できるのに対し、強膜学は2~3ヶ月単位での体調を探るのに役立つことです。虹彩よりも観察が容易にでき、忙しい臨床現場での診断や、患者のライフスタイルを覗くのに役立ちます。

実際のスクレラ観察では以下の事項が観察できます。

① 体のあらゆる領域でのトラブルや負担

② 病理学的な発生のある器官や組織

③ ある器官から他の器官への病気の波及

④ 病気の因果関係

⑤ 様々なタイプのトラウマや代謝障害の疾病と腫瘍の進化

⑥ 寄生体と他の有害な器官の様々なカテゴリによる感染

⑦ 病気や症候群と、それらの展開

⑧ 心臓血管の異常やその他の器官の異常

⑨ リンパの免疫反応とその妥協

⑩ ドラッグで誘発された異変と新生物

このビデオでは、多くの実例を示しながら解説していますので、「客観的診断」や「再現性ある治療」を目指している方々には得るところが多いと思います。
現在、七星界関係のスクレオロジー講師が、各地にいますので、わからないところがあれば、その方々から教えて頂くこともできます。

講習はDVDで行うことになりました
受講料 10.000円


巨鍼.jpg特殊鍼法

鍼灸治療の利点は、「診断即治療」で、その場で治療効果を確認し、術者も患者も納得できる治療ができればそれに越したことはありません。
巨鍼療法は臓腑と骨格が同時に整えられるので、「診断即治療」を地で行く治療法です。

巨鍼療法は、1989年に中国の黒龍江省で新城が学んできた技術です。巨鍼療法を中国国外へ持ち出したのは新城が初めてで、日本での普及を目指して研究を続けてき ました。

巨鍼療法を修得するには、それなりの「志」が必要で、修得までは時間もかかりますが、 自在に操作できるようになれば、即効的な治療ばかりでなく、なかなか手の届かな かった疾病でも治療できるようになり、治療範囲を広げることができます。

巨鍼を開発したのは、黒龍江省斉々哈尓市労働病院針灸科科長の張雲飛先生という方ですが、巨鍼を開発するきっかけになったのは、息子が小児麻痺になり、「何とか治す方法はないものか」と、手製の太くて長い針を自分の太ももに刺し続けて研究し、 最終的には特許取得にまで至りました。

そのような息子への愛情から生まれた治療法が、日本でも後世に伝わることを願いながら、長年巨鍼を研究してきました。その途中で、批判中傷を何度も耳にしましたが、常に 「短期間に治す方法」を捜し求めていましたので、耳を塞いで「技」の研磨に打ち込みました。

この講座では、巨鍼の制作から刺鍼・抜鍼までの解説をしていますが、特に受講者が自分の足に巨針を刺す姿は、深く印象に残り、大きな勇気を与えられます。

受講料 15.000円 (テキスト付)  今すぐ申し込む

参考図書:新城三六著『究極の特殊鍼』(巨針療法テキスト)
      浜屋俊著『究極の特殊鍼』(診断即治療)


醒脳開竅法.jpg中国でも有名な醒脳開竅法とは

松田篤人先生プロフィール
蓬松鍼灸治療院院長、醒脳開竅法認定医師、一般財団法人七星界理事、王醫塾講師

ご経歴:東京衛生学園専門学校卒業後、天津中医薬大学第一附属医院にて一年間臨床研修。その後も定期的に研修を継続。
帰国後、漢方クリニック・自治医科大学附属病院麻酔科ペイン外来で鍼灸を担当。

松田先生は勉強家であり、経歴で見てもわかるように努力家で、現在でも毎年天津に出かけて勉強を続けています。
さらに、台湾にも多分、毎年出かけて勉強していますし、国内においても出かけられるだけの勉強会に出席しています。

醒脳開竅法(せいのうかいきょうほう)は、中国・天津中医薬大学第一附属病院の石学敏先生を中心として開発されたもので、中国では有名な治療法で、脳卒中の後遺症である、片麻痺、言語障害、嚥下困難、視覚障害、情緒障害や顔面麻痺、便秘、尿失禁、褥瘡(床ずれ)などに効果が望まれています。
醒脳開竅法は、巨鍼療法と並んで高い技術が要求されるため、日本では限られた鍼灸師しか修得した人はいません。

本場の天津中医薬大学第一附属病院で学び、現在なお勉強に通っている松田先生の講義は、きっと日本の鍼灸斯界を鼓舞することになると思います。



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定久背中.jpg七星鍼法での【一穴鍼法】

経絡治療の最高峰といわれる一穴鍼法は、一穴を選んで症状を軽減させる方法ですが、七星論での一穴鍼法は論理的に説明でき、再現性のある治療法です。

新城一穴鍼法は人体惑星試論(通称・七星論)を基礎に組み立ててあり、診断は四つのエリア分けてあり、それぞれ四つのエリアだけでも診断と治療ができるようになっています。
大きな特徴としては、従来の東洋医学にはない脊椎診(背候診とは違います)と、目診(虹彩分析やスクレオロジー)が含まれることで、患者さんの主訴が慢性か急性かを診分けながら診断と治療を行うところです。

一穴鍼法で最も重要である「慢性と急性の分類」をしないと、現在の症状だけに捉われて誤った診断をしますので、必ず「脊椎診」を行うようにします。但し、もっと深い病因があると思われたときには、虹彩分析やスクレオロジーも行うようにします。
それらの診断から得た病因で、治療方針を立てて選経するのですが、任脈と督脈も選経に含めます。

また、七星論での脈位と対応穴を使うことにより、左に取穴するか右に取穴するかがわかり、自経補寫での六腧穴治療は、さらに治療効果を高めることができます。
脈位や対応穴については、臨床現場で使い易いように【七星論表】に書き入れてあり、六腧穴についても、七星の流れに従えば使えるようになっていますので、いちいち経穴名を覚えなくても一穴で、一本の鍼で補寫治療ができるようになっています。

受講料 未編集のため未定


背中.jpgこがどのようによくないのか

症状別治療法は、患者さんの主訴である疾病や症状に合わせて治療を行い、その治療原理と治療法を説明したもので、30年に及ぶ臨床の集大成です。

単に腰が痛いと言っても、その原因は骨格や筋肉・腱の異常に始まり、肝、腎、脾、小腸、大腸、生殖器といろいろな原因がありますので、その原因に合わせた治療ができなければ、即効的な治療はできません。

この講座では、患者さんの主訴に合わせた診断、診断に合わせた治療法を解説していきますが、疾病や症状によって、これまで学んできた各種の診断と治療法を、どのように使っていくかが問題になりますので、そこに重点を置いて解説していきます。

「ここが痛いからこのツボ」というものではなく、エビデンスに従った診断と論理的な治療法を説明していきます。
たとえば、下記のような質問を受けた場合にも、患者さんが充分納得できるような「説明のしかた」を学んでいきます。

①何故そのような病気になったのですか?

②それは何が原因で発病したのですか?

③それはどのようにすれば早く治せるのですか?

④何故そのようにすると早く治せるのですか?

簡単なようでかなり難しいと思いますが、これがプロの治療師であり、これを学ぶことで、「本に書かれていたからそうするのだ」というような逃げ口上がなくなります。


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冷え性の治し方.png不妊症も冷えと深い関係があります

東洋医学では、全ての症状の裏に冷えがあると考えていて、「精気の虚」という表現をしますが、これは代謝が落ちていると考えればいいです。
たとえば、東洋医学では「人体は気で構成されている」と考え、全てを陰陽に分けて考えます。つまり「陰気」と「陽気」に分けて考えるわけで、冷え症状のある場合は、陰気と陽気が不調和の状態と考えます。

陰気とは何かと言いますと、身体を冷やす作用と、いろいろな機能を抑制する働きがあり、陽気とは、身体を暖めていろいろな機能を促進させる働きがあると考えますが、人体の中心は陰気で構成されていると考えますので、陰気が基本となるわけです。

つまり、陰虚でも陽虚でも、その根本に陰虚があるというわけです。たとえば、陽気を抑制していた陰気が虚すると、陽気が体表や上部に症状を現しますし、陰虚がさらに進むと陽気まで虚させてしまい、身体の内部や下半身に症状が出てきます。そして、体を暖める陽気が虚するわけですので、冷えがさらに進んだ状態になります。

陽虚になり、基礎体温まで落ちてくると、現代医学でいう免疫力も落ちてきますし、生殖能力まで落ちてきますので、不妊症にもなると考えられています。
つまり、寒熱の偏在があるといろいろな症状が出てくるわけで、陰陽の調整機能が低下すると、陽気(熱)や陰気(寒)は、体の一部に停滞することになり、停滞した場所や経絡で変調を現すわけです。

ところで、熱はどこで創られるかご存知でしょうか。
現代医学的には、「肝臓」となっていますが、肝臓が元気な人でも冷えた人がいますし、お腹が冷えると寒さを感じます。
冷え性を治すには、そこのポイントがわからないと治せないので、この講習では根本的に冷えを治すことを教えますし、その場で頬がピンク色になる方法を解説してあります。
受講料 7.800円 (テキスト付き)  今すぐ申し込む


経筋腱収縮牽引の原理図.png経筋腱収縮牽引の原理

梨状筋症候群の治療で、経筋腱収縮牽引の原理による診断は不可欠なものだと考えています。経筋腱収縮牽引の原理や付随する診断法は、私が考えた原理や診断法ですので、他にはないものです。

原理を説明しますと、図で表しているのは、もしも、砂糖・油もの・獣肉・ジュース・お菓子・酒・ドリンク飲料・新薬・加工漢方薬・ビタミン剤・おかずの食べ過ぎなどで、肝臓に負担をかけると、お腹の中から引きつりが起こり、それが全身に波及していくということを説明しています。

喩えて言えば、
1. 頭蓋骨がずれたり(頭痛)
2. 顔が引き吊ったり(顔面マヒ)
3. 肩が下がったり(肩コリ)
4. 腕が上がらなくなったり(五十肩)
5. 手首が痛くなったり(腱鞘炎)
6. 指が引き吊ったり(ヘバーデン結節)
7. 前かがみになったり(ねこ背)
8. 骨盤が歪んだり(股間節痛)
9. 膝の裏が縮んだり(ひざ痛)
10.足が引き吊ったり(コムラガエリ)
11.足首が引っ張ったり(ねんざ)
12.足指が引き吊ったり(外反拇趾)

という症状が出てくるというわけです。
そうなると、当然、血管・筋肉・神経も引き吊り、血液循環が悪くなり、血液が濁り、血行不良、体温の低下で、冷える、痛む、シビレル、マヒする、腐る(壊疽)と、様々な症状が現われてきます。

この現象は肝臓だけではなく、どの臓腑に異変が起こっても、異変の起った臓腑と関係する筋肉や腱に引き攣り信号を出してくれます。
山登りや肉体労働などで“筋肉疲労”を感じたら、休憩をとりますが、臓腑も飽食や偏食によって「過重労働」になったら、休憩をとる必要があります。
特に、梨状筋症候群は内臓疲労が溜まっていますので、完治させるポイントはそこにもあるわけです。

しかし、ここで教えるテクニックを使うと、こじれた梨状筋症候群でも短期間に治すことができるようになります。


受講料 7.800円 (テキスト付き)  今すぐ申し込む


六経辨証.png頭蓋JAAの原点

関節に遊びがなくなればいろいろな症状が現れ、体調が崩れてきますので、関節に遊びをつけるのが治療の基本ですが、一説に「頭蓋骨が開いたり閉じたりしなくなると、脳脊髄液の循環が阻害されるので、頭蓋骨の縫合を動かして可動域を広げることが大切」という説もあります。
ですから治療は、遊びがないと思われる関節や連動する縫合(動きが悪い縫合)、縫合に影響を与えている筋肉を刺激して調整します。

頭蓋JAAは、解剖学の骨・筋、経絡学説、頭蓋反射理論などを参考にしましたが、基本的には『七星論』を中心に研究を進めてきました。
たとえば、六経辨証では経絡を分けて頭痛の治療をします。つまり、頭頂部は厥陰経、前頭部は陽明経、側頭部は少陰経、後頭部は太陽経、締め付けるような頭痛は大陰経、中から突きあげるような頭痛は少陰経ということで、頭痛の治療をすると、かなり即効的に効果的な治療ができます。

それはそうと、七星論での頭部分割はどのようになっているのでしょうか。
先ず、百会と顖会が宙(督脈と任脈)で、百会から顖会に向かって矢状縫合に沿って水、金、地、火、木、土と並べますが、一方では百会から顖会に向かって円を描くように水、金、地、火、木、土と並びます。
この矢状縫合に沿った七星でも、円状に繋ぐ七星でも臓腑の治療ができることはご存知の方も多いと思いますが、実はこの配置も頭蓋JAAの参考にしております。
そして、顔面の七星配置では、額上部から鼻までを水、金、地、火、木、土を配置し、鼻と上唇の間を生殖器とし、鼻の下から顎の上までを水としてあります。

そのような配置を参考にしながら頭蓋JAAを組み立てたのですが、この講習を受講した人が、「早速試してみたらビックリするほど効いた!」とわざわざメールで知らせてくれました。


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頭蓋JAA-2.jpg頭蓋JAAの臨床例

2回目の頭蓋JAAの講習では臨床例を紹介しながら、圧痛や痛みや筋肉の硬さの確認方法などを説明し、治療前後の変化まで確認してもらいました。
これらの臨床例は、一般的な鍼灸でも取れるのもありますが、肝臓部や膵臓部などの自発痛などはなかなか取れるものではありません。
また、頭蓋JAAの利点は即効性にあり、頭部に鍼を1本刺すだけで痛みや凝りが取れてしまうので、術者のほうがビックリすることも少なくありません。

 頭痛(頻繁に起る頭痛)
 頚部痛(重たい)
 下肋部の圧痛
 肋間の圧痛
 肩関節の痛み(硬さ)
 顎関節の痛み( クリック音:JAAと併用)
 肝臓部の痛み(自発痛と圧痛)
 三角筋の硬さ(上肢を外転)
 大胸筋の硬さ(手を内転させて上肢を外転)
 恥骨結合の圧痛
 膻中の圧痛
 上前腸骨棘の圧痛
 下腿後面の圧痛



受講料 7.000円 (テキスト付き)  今すぐ申し込む